「第12回 中野 純 作陶展(@松屋銀座)」はおかげさまで無事終了しました。
おでかけくださいましたみなさま、どうもありがとうございました。
2011/6/25(土):ご紹介など。
個展終了後、早くも10日が過ぎました。
それまで気を張っていたせいか、達成感と脱力感でボーッとしておりました(笑)。
とは言いつつも桐箱を発注したり、お礼状の準備をしたり
名古屋金沢広島に向けての制作スケジュールを考えたり、工房へお客さんがあったり
なにかとバタバタ日を過ごしております。
ご来場&ご記帳いただいた方へのお礼状も
昨日半分出して、今日残りの半分を投函する予定です。
週明けにはお手元に届くと思います。
さて、今日はちょいとご紹介など。
○ ○ ○
まずは友人のイラストレーター、千原櫻子さん。
毎年個展に必ず来てくれて、ひとつお気に入りを選んでくれるのですが
それに素敵な盛りつけをしてくれるのです。
今年は朝顔型の白釉松灰釉掛分鉢を選んでくれたのですが、
それに盛りつけをしたところがこちら。
鉢の下の木のスプーンは自作のものだそうです。
詳しくはこちら。一番下に上の写真が出てきます。
「千原櫻子日記」〜手作り木彫りスプーン
こんな写真もありました。
「千原櫻子日記」〜アスパラガス
うーん、おしゃれ!
他のポストを見ても千原さんの写真はどれもとてもきれいで
イラストレーターの千原さんならではのユニークな視点と繊細な色彩感覚がよく表れています。
オフィシャルサイトはこちら。
千原櫻子 1000giga
○ ○ ○
次は北陸朝日放送の幸さん(H.N.)。
去年まで東京勤務だったので毎年個展に来てくれていました。
今年は本社に戻って松屋さんでの個展では会えなかったのですが
全国放送の番組を作ったと連絡がありました。
「77歳の現役産婦人科医師を追っかけたドキュメンタリー作品です。
ちょっと夜中の時間なので、申し訳ないのですが、できれば録画してご覧くださいませ。
けっこう面白い先生なのでぜひ見ていただきたいと思います。
今の学校の性教育の問題も少し垣間見えてくる内容になっています。
テレビ朝日でのOAは今月27日(月)の深夜 3時10分からです。」
とのことでした。
命のバンザイ~2011年6月27日放送~
産婦人科医歴52年の大下陸郎医師
産婦人科医歴52年の大下陸郎医師は「赤ちゃんは、生まれてくる瞬間、バンザイをする。」と話す。
大きく広げる両手の先にはお母さんのおっぱいがあるからだ。
そして、母親が赤ちゃんにおっぱいをあげることが性教育の始まりだという。
「日本の性教育には楽しみがない。」と話す大下医師は、妊婦はもちろん、
幅広い人たちに、性の授業を行いながら、性のすばらしさと性と生のつながりを説いている。
そんなベテラン医師を通して、命の尊さとは何かを考える。
制作:北陸朝日放送
くわしくは北陸朝日放送のブログで幸さん自身が書かれたポストをどうぞ。
「こちら現場です!」 命のバンザイ・・・全国放送します!
○ ○ ○
最後は自然写真家の高砂淳二さん。
高砂さんとは、昔編集の仕事をしていた頃、一緒にアゾレス諸島に取材に行きました。
アゾレス諸島はポルトガルから大西洋を西に1000キロ行ったところにある島々です。
毎日朝からゴムボートで海に出て、5日間、ひたすら毎日クジラを捜していました。
結局クジラは遠くに見えるだけに終わったのですが(笑)
高砂さんがもつ、優しくゆったりとしたあたたかな空気と
自分が好きなことを仕事にしているからこその静かな確固とした芯のようなものは
「ああ、これが本当なんだよな…」と、深く心に残ったことを今もよく覚えています。
その高砂さんが長く撮り溜めてきたハワイの写真を展示した写真展が
今、六本木のフジフイルムスクエアで開催されています。
ぼくも案内状をいただいて19日に行ってきました。
自然の風景に対しても、そこに生きる生き物たちに対しても
高砂さんならではの優しいまなざしがよく伝わってくる素敵な写真ばかりで
いながらにしてハワイの大自然に包まれているような、幸せな経験ができました。
おすすめです。
場所はミッドタウン内のフジフイルムスクエアです。会期は29日(水)まで。
10〜19時。入場無料です。
「想像より、おもしろい。ハワイ」展 ~自然写真家 高砂淳二が伝えるハワイ~
夜は高砂さんご一家と晩ご飯をご一緒させていただきました。楽しかった!
高砂さん、ごちそうさまでした。
2011/6/15(水):チャリティ入金報告。
会場にて実施しましたチャリティ箸置の売上(+α)104,000円を
「日本赤十字社 東北関東大震災義援金」として、本日入金いたしました。
ご参加くださいましたみなさま、どうもありがとうございました。
お手元の箸置は、このプロジェクトに参加してくださったすべての方の絆の証として
末永くご愛用いただけたらうれしいです。
今回、このプロジェクトのために100個用意したのですが、
ありがたいことに3日目の午前中には早くも完売して
そのあとに来てくださった方に「えー、ほしかったのに」「私も買うつもりで来たのに」等々
残念がってくださる声をたくさん頂戴しました。
小さいものながら手間がかかるので、一度にはなかなかこれ以上は数が用意できないのですが
今後、名古屋、金沢、広島、そして来年の松屋さん、そのあとの岡山でも
いつの日か総数1000個になることをひとつの目標として、地道に続けたいと思っています。
その節はご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
このプロジェクトについては近日中にひとつのページとしてまとめたいと思っています。
「箸置1000個プロジェクト」
2011/6/14(火):個展終了。
第12回中野純作陶展、おかげさまで無事終了しました。
搬出後そのまま軽トラで工房に戻ってきました。
賑やかな銀座から一転、虫の声だけが聞こえてくる静かな静かな農村の夜です。
実は今回体重も3キロ落ちて、
これまでにないほどギリギリまで自分を追い込んだ個展となりましたが、
いろいろな意味で予想以上の手応えがあって、
達成感と脱力感とでボーッとしています(笑)。
作家としてこんなに幸せなことはありません。
おでかけくださったみなさま、本当にどうもありがとうございました。
なお、今回始めたチャリティ箸置の試みは、総額104000円になりました。
端数の4000円は趣旨にご賛同いただいた方がご厚意で寄付していたただいたようです。
明日、近所の郵便局へ出しに行ってきます。
また振り込みましたらご報告いたします。
ご参加くださいましたみなさま、どうもありがとうございました。
2011/6/9(木):「箸置1000個プロジェクト」
震災直後。
被災地のあまりに惨憺たる状況と、原発事故が深刻の度を増す中で
どうにも制作が手につかずにいろいろ物思う中で、
焼き物屋である自分にできるささやかなこととして、箸置のチャリティを思い立ちました。
「そうだ、自分には個展という場があるのだから、
各百貨店さんにご協力をお願いしてチャリティ箸置のブースを設けて、
見にきていただいた方にご協力をお願いできるようにすればいいんだーー」
そう思い立って、それまで予定していた制作スケジュールをすべて放り出して、
箸置の制作にとりかかりました。
イメージとしては個展のたびに箸置チャリティのスペースを設け、販売目標は1000個。
一回の個展で50個出せるか100個出せるかわかりませんが、
50個だったら年3回の個展ペースで7年。
震災復興へはこれからも息の長い支援が必要になるので、
とりあえずの目標としてちょうどいいかなと思いました。
箸置の裏には震災への思いを込め、「20110311」と起きた日付を彫り込んであります。
また灰釉各種で色もそれぞれ形もそれぞれ、背高さんもふっくらさんもいます。
上の写真のように、この箸置を買ってくださった方みんなで、そしていずれはのべ1000人で、
こうして心の円陣を組んで被災地復興を祈れたら、力になれたら、という思いを込めて作りました。
今回の松屋さんでの個展がこのプロジェクトのキックオフとなります。
最初ということで今回は100個用意しました。
ひとつ1000円です。
お気に入りの色を選んでいただいたら
チャリティ箸置ブースに設置してある陶箱の中へ
ご自身で蓋を開けてお金を入れていただくという趣向にしてあります(写真参照)。
箸置は、脇に紙袋を用意してありますので、それに入れてお持ち帰りください。
写真は記念すべき第1番目に寄付してくださった方です。
いただいた売上げは全額日本赤十字社へ寄付いたします。
よろしければご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
結果は随時サイト内でご報告できるようにする予定です。
[6/10(金)追記]
おかげさまで箸置100個は無事完売いたしました。
ご賛同、ご協力くださいましたみなさま、
どうもありがとうございました。
いただきました売上げ10万円は、全額、日本赤十字社へ寄付いたします。
寄付の詳細はまた後日ご報告いたします。
2011/6/8(水):初日。
今は朝の8時半です。
昨日、無事に搬入を終えまして
いよいよ今日から個展スタートです。
会期中は会場におりますので
お出かけの際はどうぞお気軽に声をかけてくださいね。
2011/6/6(月):エキサイトニュースにて。
本日付けのエキサイトニュースで紹介されました。
「とってもエコでオーガニックな器があるって本当?」
いよいよ明日は搬入です。
なのにまだまだやることがいっぱいあって終わらない(22:46現在)
今日は朝まで作業の模様…
というわけで今日はこれにて!