[立野窯日記]2010年11月

中野純ウェブサイトは、LinkIconhttp://www.junnakano.com/へ移転しました。
このtatenogama.comのアドレスはアーカイブとして当面残してあるものです。

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2010/11/16(火) 終了しました。(夜25時現在)


天満屋さんでの個展は、おかげさまで無事終了しました!

今回もいろいろと新しい出会いやご縁の深まりがありました。
物作りの身として、本当にありがたいことです。
岡山でも少しずつ根付いていけそうかな…そんな風に思える1週間となりました。

おでかけくださったみなさま、
応援してくださったみなさま、
お世話になりました天満屋さんの美術部スタッフのみなさま、
どうもありがとうございました!



ふー、それにしても神戸岡山と続いてさすがに疲れました(苦笑)。
でもこれでホッと一息つくことができそうです。
といっても、注文品もあるし、来年の4個展のためにも
すぐ制作に入らないといけないんですけれどもね。


今日のところはとりいそぎこの辺で失礼いたします。
またいろいろ後日更新します!(たぶん)

2010/11/16(火) いよいよ最終日となりました(朝9時現在)


岡山での個展も残すところ今日一日となりました。
今朝も岡山はさわやかに晴れています。
結局会期中ほとんど雨もなく、お天気に恵まれた一週間になりそうです。

前回来てくださった方が
「ご案内いただいたから〜」と言って来てくださったり
今回新たに画廊の常連のお客さんが見に来られて気に入ってくださったり
本当にありがたいことです。





そして昨日はひとつびっくりするようなことが。

なんと、名古屋のお客さんが来てくださったんです。
最初、岡山で会うとは思っていなかったのでお顔から名前がすぐに浮かばず
失礼してしまったのですが
「名古屋の○○です」と言われてびっくり。
そういえば案内を送ってくれとメールをいただいて、葉書をお送りしてはいたのですが
本当にいらしてくださったとは!

指4本を立てて「いやー岡山遠いですねえ。片道4時間かかりました(笑)」
車で片道4時間、ということは往復で8時間!
しかも「滞在時間2時間ですよ」とのこと。
天満屋の店員さんもびっくりされていました。

岡山にご兄弟がおられるそうですが、
「それはついでで、先生の個展のために来たんですよ!」とおっしゃって
うーんどれにしようかなあ、どれもいいんだよなあ、と3周くらい会場を回って悩んだ末に
松灰釉の青海波の陶板を選ばれました。
この陶板は飾って楽しめるほか、
チーズなどを盛るようなプレート皿として使うこともできるのです!

個展を見て、一緒にお昼を食べてから名古屋へ戻られるとのこと。
別れ際、「来年名古屋でお待ちしています」と言ってくださって
本当にありがたいかぎりです。
「○○さん、帰りも運転気をつけて帰ってくださいねー」とお見送りしてから
一人なんだかじんわりきてしまいました。

ほんとうれしいなあ。





他にも、昨日はゆっくりじっくり会場を見て回ってから
汲出碗をひとつ選んでくださった年配の方がいたんですが
「昨日たまたま横を通り過ぎて、そのまま帰っちゃったんだけど
 どうしてもきれいな色が気になって、
 ほしくて今日また出掛けてきたんですー」とのこと。
こういうことも、ほんとうにうれしいです。

きっとあの子は大事に大事に使ってもらえるだろうな。





更に!
夜は夜で、今回初めて来てくださったお客さんにご招待を受けて
お宅にお邪魔して、夕食をご一緒させていただきました。

仲良しの方も参加されて、みなさんでおもてなしをしていただいた形になり
話もいろいろ盛り上がって、すごく楽しいひとときでした。

すっかりくつろいで、お酒もいただいて最後うつらうつらしてしてしまい(ああ失敗…(汗))
「じゃあお疲れのようだからそろそろお開きにしましょうか」と
気を使っていただいてお開きになりました。
「岡山にまた来てくださいね。その時はまたうちにもぜひ」と言っていただいて
うつらうつらしてしまったのに恥ずかしいやら有り難いやら。
でも、岡山の方も本当に心あたたかな方ばかりです。





さてさて、そんなこんなでいよいよ個展最終日!

今日一日、会場でお待ちしています。
今日は夕方4時で閉場になりますので
どうぞお間違えありませんように!



2010/11/10(水) 今日から岡山展が始まります!


昨日、無事に搬入を終え、
今日からいよいよ岡山展が始まります!
どんな一週間になるのか楽しみです。

岡山近郊のみなさま、どうぞぜひお出掛けください。
会場におりますので、どうぞお気軽に声を掛けてくださいな。

そうそう、7階催事場では北海道展も催されていますよ!(〜15日)

2010/11/8(月) いざ岡山へ!


今日、千葉を出て岡山に入りました。

新幹線で3時間半!
さすがにちょっと疲れます。
はじめ飛行機で岡山入りを考えたんですが
空港から市内までが遠いので、荷物もあるし、と新幹線にしました。
でも今日は天気がいいから飛行機だったら空から富士山見えたかなーとちょっと心残り(笑)。


さて、本来なら搬入日は明日なので明日岡山入りすればいいわけなのですが
なぜ今日岡山入りをしたかというと
現在、岡山高島屋さんで山村御流の華展が催されているからなのです。
で、8日の今日が最終日。
せっかくなので拝見したいなー、と一日早く岡山入りすることにしました。

本当ならもっと早くここでもお知らせすればよかったのですがすみません、
個展の準備に追われてその時間が取れませんでした…。
毎年この時期に岡山高島屋さんで華展が催されているそうですので
よかったらぜひ来年ご覧ください。
枝物と花物を取り合わせた、シンプルで品格あるお花です。



さて、ところで今は夜8時。
ホテルで神戸展のお礼状書きに勤しんでおります。
明日も夕方まで空いているのでひたすら礼状書き。
で、夕方から天満屋さんにて搬入作業に入ります。

2010/11/6(土) お礼状を頂きました。


あらら。
神戸展のお礼状を出す前に
白釉マグと白釉六角皿を買って下さったお客様から
先にお礼状を頂いてしまいました。

曰く

「やっとマグカップが届いて、早速使わせて頂いております。
 主人が、白でどっしりしてあたたかそうなマグカップを欲しいと
 一年以上デパート巡りをして探しておりました。
 見るなり、「ぼくが捜していたカップだ!」と大層なお気に入り。
 娘と3人でカップを使うためにコーヒを入れているような日々を過ごしております。
 お皿もどんな料理を盛ろうかとあれこれ考えて楽しいです。
 ありがとうございました。」

とのこと。


こんなにうれしいことはありません。
初めての方で、たまたまギャラリーを通られただけなのに
これだけ気に入って頂けるというのは
やっぱりきっとなにかのご縁なんだろうなあ,と思います。
「カップを使うためにコーヒーを入れている」なんて
作り手冥利に尽きます。


でもね、ぼくがそれ以上にいいなあ、と思ったのは
会場で「たぶん主人はこのカップ気に入ると思うの」と言って買って帰られた奥様と、
その奥様に「ぼくが捜していたカップだ!」と即答したご主人の
長年かけて築き上げてきたであろうお二人の信頼関係のほう。

一年以上捜していたというくらいこだわりのあるご主人の好みを
「たぶん気に入ると思うの」と察して買って帰って
ご主人もそんな奥様の心遣いに優しく応えて
そのマグを家族で楽しんで使っている風景。
しかも丁寧にそれをお葉書で報告してくださる心配り。
きれいで読みやすい字にも、宛先と本文の間にきちんと定規で二本線を引く丁寧さにも
お人柄が表れているようです。

きっと素敵なご家族なんだろうなあ、と思いました。
そんな団らんの場で使って頂けるなんて、本当に作り手冥利に尽きます。
こちらこそ、どうもありがとうございました。


岡山展前の準備に追われて、
「あれもしなきゃ」「これもしなきゃ」とせわしないここ2週間の中で
ふっとほっこり優しい気持ちに戻らせてもらいました。


…なんて言ってないで
早くお礼状書け!という感じですよね(汗)。
月曜日に岡山に発つので
葉書を持っていってホテルで書くことになりそうです。
なので消印は岡山(笑)。
もう少々、もう少々お待ちください。

2010/11/5(金) 作品発送しました。


酒盃(いわゆるぐい呑み)や酒杯(いわゆるロックグラス)、面取花入の箱書きを済ませ、
桐箱や大物花器など、残っていた梱包を夜通しかけてすべて終え
今朝、運送屋さんに取りに来てもらって作品を発送しました。
ふー、ホッと一息。

今回は天満屋さんから作品には桐箱を用意してほしい、と言われていて
一点物についてはすべて、
また湯呑、飯碗等の数ものについては5客揃にはすべて桐箱を用意する予定です。
天満屋さんは岡山の老舗の百貨店さんなので格式を重んじるんでしょうね。

基本的には会期が終わってから桐箱を寸法に合わせて特注して後日お届けという形なんですが
(そうでないと荷物が膨大になってしまいますからね)
すぐ持って帰りたいであろう酒盃や酒杯、マグなどは
あらかじめ桐箱を用意することにしました。
なので、いつもは会期後にひと仕事の箱書きを今回は個展前にもやることに。
今までつけていなかった鉢物等にも箱をつけるので
会期後、箱書きの数が大量になるのは大変だなーと思いつつ
箱書きが少なくて済んでしまうのもそれはそれで困るので(苦笑)
まあなるようになるでしょう。
ただ、箱入りになっているからといって仕舞いっぱなしになるのではなく
やはり作り手としては使ってほしいので
買って下さる方にはそれだけお願いしたいと思います!
日本の焼き物は、特にぼくの灰釉陶は使い込むほどに味わいが出てくると思いますので。


さて。
作品の発送を終えたあとはフラフラだったので午前中仮眠をとり、
午後は免許証の更新とお花の稽古のために出掛けてきました。
昨日は車の車検もあって、免許証の更新も重なって
個展前の最高に忙しいときだというのにやらなければいけないことが重なって大変でした。
まあ、車検については車屋さんに無理を言って、
なんとか朝7時に取りに来てもらって、日帰りで車検を済ませて届けてもらえましたが(汗)。
本当に助かりました。
車屋さん、いつもお世話になってありがとうございます。


お花の稽古は、今日の花材は赤芽柳と鉄砲百合でした。

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