2010/05/31(日) 諸々。
●山村御流の名古屋華展で中野作の白釉丸壺を使って下さった方から
写真が届きました。
本当は名古屋まで拝見に行きたかったのですが
制作のためにどうしても時間が取れませんでした…。残念。
でもこうして写真を送って下さるので様子もわかり、
大壺にとっても晴れの舞台ができたんだなあと、とてもうれしく有り難く思いました。
(もちろん主役はお花ですが)
HMさん、どうもありがとうございました。
●5月に入り、気温の上昇とともに急に草が伸びてきて
だんだん大変なことになってきました(苦笑)。
例年はGWに一度友人に助っ人を頼んで一斉に山の手入れをするんですが
今年はその時間が取れず、放ったらかしになっていたので余計草ボウボウに。
なので、制作の合間を縫って
ここ何日か、一日に刈り払い機1満タン分草刈りをしています。
本当に自然というのは草木といえどもすごいもので
都会では「緑=癒し」みたいな言われ方しかしませんが
田舎では草木は放っておくとあっという間に
足を踏み入れることも大変なボウボウの自然に帰っていきます。
なので、人間のエリアとして維持するには、きちんと手入れをしないといけません。
とはいえ、いろいろな種類の草(いわゆる雑草と呼ばれるものでも)それぞれに
DNAに記録された生存戦略に従って太陽光を懸命に求めて茎葉を伸ばし
花をつけ、実を飛ばして増えようとしているのを間近で見ているので
人間の勝手な都合で刈り払い機で一斉に刈ってしまうのも
申し訳ない気持ちになります。
●母の演奏会の翌々日、風邪を引きました。
案の定、という言葉がビッタリで(苦笑)
睡眠不足の上に疲労が重なって、体が悲鳴を上げたようです。
咳がひどくて咳ついてしまうと夜も寝られなくなって。
たまたまメールでそのことを書いた方が
紅茶と黒砂糖と黒糖蜜とを送って下さって
「私も喉が弱いですが、紅茶におろし生姜と黒糖蜜を入れて飲むと
とても喉&体調が良いです」とのこと。
買い物に行けるくらい回復してきてからさっそく生姜を買いに行きました。
体が温まって、生姜の香りと黒糖蜜のほんのりした甘さがとてもおいしいです。
HTさん、ありがとうございました。
●風邪を引いて体がつらくて買い物にも行けず
冷蔵庫の中のものを食べ尽くして困ったなーと思っていたところ
ちょうど仲良しの農家のおじさんが炊き込みご飯と煮物とお漬け物を差し入れしてくれました。
(作ったのはおばさんですが(笑))
助かった!&おいしかった!
鶏とゴボウの炊き込みご飯、タケノコとサヤエンドウと牛バラの煮物、
キュウリの漬物、大根の梅シソ漬。
たっぷりあったので3食分にはなりました。
おじさんおばさん、どうもありがとうございました。
というわけで、感謝感謝の毎日です。
一人コツコツと制作しているだけの毎日が続けていられるのも
応援して下さるみなさまあればこそ、です。
本当に有り難いと思っています。
おかげさまで、風邪は峠を越して
咳は多少残るものの上記のように草刈りなどもしているくらい元気になりましたので
ご心配ありませんように。
3日には案内状も刷り上がってくる予定です。
そうしたら制作と平行して宛名書きの作業が始まります。
個展まであと3週間余り。いよいよですね。
2010/05/28(金) 黒に緑。
農家のおじさんのところへお礼に行ったら
「空豆まだある?」
「いえもう食べちゃいました」
「じゃあ今採ってきたところだからまた少し持ってく?」
ということで、またいただいてしまいました(汗)。
しかも今度はジャガイモとサヤエンドウも。
ありがとうございます!
というわけで、写真はサヤエンドウを茹でて鰹節をかけてマヨネーズで。
器は黒陶丸板皿(五寸)。黒に緑が映えます(自画自賛)。
2010/05/26(水) 父には敵わない。
まずは昨日の報告の続き。
母のリサイタルでは毎年お花をたくさんいただくので
家に着いてからまず最初の仕事は、それらのお花を花瓶に活け替えることです。
家中の花瓶が総動員されます(笑)。
玄関の様子。
ひとつだけ、長柄に貰ってきました。
こちらは工房の玄関部分です。
さて、実家には居間にこんな不思議なものがあります。
これ、なんだかわかりますか?
クリップが色別に分けられて壁につり下げてあるんです。
クリップはおそらく100円ショップで売られている、
いろんな色のものが入ったやつだと思うのですが
それを父が色別に分けてこうしてつり下げているんです。
別に使うわけでもなく、実用的な意味はゼロ。
しかも100円ショップであとからあとから買ってくるので
どんどん増えていきます。
父になんでやってるの?と聞いても困ったような照れ笑いをするだけなんですよね。
おそらく、なにかの意味があるとかではなく、ただ純粋にその作業自体が目的なのだと思われます。
たぶん、やっている最中、すごく楽しいんだろうな。
色別に分けたらきれいだなーとかいうくらいで。
「目的」とか「意味」とかに毒されていない、もっとも純粋な衝動。純粋な行為。
ある意味、こんなにアーティスティックな行為ってないよなあ。
もういい年で頑固さもいよいよ磨きがかかって
人の言うことにはどこ吹く風。
自分のやりたいことだけをやる。やりたくないことはやらない。
…敵わないなーと思った瞬間でした(笑)。
ちゃんと画鋲も色別になってるんです!
うちは母がピアノ弾きでぼくが焼き物屋なわけですが
「オヤジが一番アーティストだよねえ」と母と話しております(笑)。
2010/05/25(火) 「中野洋子ピアノリサイタル2010」
今日は母のピアノリサイタルがありました。
昼2時頃に作業を切り上げて、CDやパネル等々の用意をして上野へ。
早めに会場に入ってCDを並べたり写真撮影をしたりといった雑用を一通り(笑)。
演奏会は開演時刻通り無事始まり、
天気にも恵まれてたくさんの方に聴きに来ていただいて、
母も昨日は特に集中度の高い、いい演奏ができたようで、素晴らしい演奏会となりました。
ご感想の中では寺内園生さんの「斑鳩」がいい、というものが多く
響きがきれいで心に沁みた、という方や
斑鳩に行きたくなった、という方などなど
多くの方にお褒めのコメントをいただきました。
中には幕間で楽譜を買ってそれを見ながら聴いておられた方もいたそうです。
モーツァルトも多くの方に気に入っていただけたようです。
特にイ短調の第4楽章がいいという声が多かったです。
おいでいただいたみなさま、どうもありがとうございました。
ぼくからのご案内で来てくださった方も
当日はバタバタしていましてご挨拶しそびれた方があるかもしれません。
この場を借りて御礼申し上げます。
● ● ●
時間を遡ること半日前。
朝、仲良しの農家のおじさんがビニール袋をぶら下げて工房に上って来て
何かと思ったら「空豆持ってきたよー」
「え、もしかして採れたてですか?」
「うん今うちの畑から採ってきたー」
ひゃっほう!
制作予定だった湯呑の轆轤挽きを仕上げてから大急ぎで鞘剥き。
空豆って鞘の中にちんまりと納まっていてかわいいんですよね。
あのふわふわの緩衝剤は本当に豆にぴったりに成形されてよくできている!(当たり前ですが)
たっぷりの水に塩と日本酒を足して茹でて出来上がり!
甘みがあって旨い!
おじさん、いつもありがとうございます。
● ● ●
ちなみに仕上げた湯呑はこちら。
去年いくつか作った形のうちのひとつなのですが
轆轤目をつけてから篦で大胆に格子文様をつけて
けっこう好み別れるかな、と思っていたら
これが持ちやすい、と年配の方にも大好評。
轆轤目や格子文様があるので滑りにくくてよいのだとか。
なるほど!
握力がなくなってくると、滑りにくさというのは大事なことなんですね。
日常使うものだからこそ、安心感があるというのは大きいですからね。
もともとはデザイン的な意図での成形だったわけですが
持ちやすさ、滑りにくさも満たしていたとは。
意匠と実用の幸福な融合。
お客さんにひとつ大切なことを教えていただきました。
● ● ●
最後におまけ。
パクチーが実を付けました。
これって食べられるの?
2010/05/24(月) 明日は母のピアノリサイタルです。
人間の体って本当にうまくできている。
昼間は制作、夜は雑務に追われて
このところずっと3〜4時間睡眠が続いていたのですが
今朝起きてみたら喉が痛い。
睡眠が足りなくなると、てきめんにガタが出てくる。
うまくできているなあ、といつも妙なことに感心する。
腐りかけのバナナを食べるとちゃんとお腹を壊すし。
さて。
明日は母のピアノリサイタルです。
注文のあったチケットの送付確認や、受付に預けることになっているチケットの準備、
販売用CDのチラシ作り、持って行くCDの用意、
プログラムに挟み込んでもらうことになっているぼくの個展チラシの印刷等々
諸々の雑務に追われております。
チケットの送付漏れないかどうか、不安だなあ…。
一応、忘れないように頼まれたらすぐ発送しているはずなんですが。
もし届かずじまいになっている方がいらっしゃいましたら
席は十分余裕がありますので、どうぞ明日直接受付においでください。
ぼくは早めに会場に入っている予定です。
おいでくださるみなさま、会場でお待ちしております。
よし、今日は早く寝よう!…2時には!
2010/05/23(日) 制作日誌。
黒陶に現を抜かしていたせいで
白釉の食器類までなかなか手が回っていません。
飯碗や汲出、湯呑などは白釉のほうがいいと思うので
今年も出品するつもりでいるのですが
ついつい黒陶に時間をかけすぎてしまって
普通なら一ヶ月前には釉掛け&焼成のターンに入っているはずなのですが
今年は一ヶ月を切った今日も、まだ成形仕事が終わらずにいます。
現在、釉掛け&焼成と同時進行でやっと白釉のものを作っていまして
飯碗、汲出は終わって、今日は湯呑を挽いています。格子文湯呑。
あとマグも作らなきゃなあ。
たっぷりマグ、いいんですよ。
いずれにしてもカレンダーとにらめっこの毎日です。
過去の個展情報をEVENTのページにすべてアップ終了しました。
今から振り返ると懐かしいですが
その年その年で自分の興味の趣くままに突っ走りつつ
こうして俯瞰から眺めてみると、一貫した一筋の道も見えるので不思議です。
意図して変えよう変えようという思いは全くないのですが
作っている中で、自然に展開してきているのが自分でわかります。
見ている人からすると、どんな風なんでしょうね。
今年の黒釉はこれまでの流れからポンと飛び出ていて、自分でも特に面白いです。
ぜひ多くの方に見ていただきたいです。
2010/05/22(土) 内なる力。
いい作品に触れたり
クリエイティブな人に接する機会があると
創造力が活性化されるせいか、
そのあとで一人に戻ってから沸々と内なる力が沸き起こってくるのを感じます。
個展が近づいてきてテンションが高まってくると
作りたいものがどんどん湧いてきて、また妙に前向きになって
「よし、新しい発表の場を開拓しよう!」なんて急に思い立って動いてみたりします。
前に神戸での個展を決めたのもそんな時でした。
ある日突然連絡を取って作品を見せに行って。
なんか”突破”したくなるんですよね。
自分の中にもやもやと生まれてくる”衝動”の種火を
大事に育て、時には暴発しないようにコントロールしつつ
きちんと形と方向性を与えてやるのも作家としての大切な仕事です。
…なんて言いつつ、結局行き当たりばったりなのも昔からです(笑)。
2010/05/21(金) DM写真があがりました。
17日に撮影した分のポジを頂戴しに、立木先生の事務所へ行ってきました。
今年は黒陶の作品なので、背景を艶消しのシルバー素材にして黒が映えるようにしました。
いつもながら予想以上にクールな仕上がりに感動!
4×5のポジフィルムの撮影なのですが
光のあて方から色温度など、するすると設定していって
何度かポラで確認、微調整して本番。
そばにいながらぼくには今ひとつどんな風に上がるか予想できないでいるのですが
こうして上がりを見てみると
まさに立木マジック!と言うべきシャープでクールな写真ができあがるのです。
その後、デザイナーの前橋さんのところへ寄ってDMのレイアウトをお願いして
帰りに清澄白河の小山登美夫ギャラリーとタカ・イシイギャラリーに寄って
奈良美智さんのceramic works展と荒木経惟さんの 「古希ノ写真」展を観てきました。
奈良さんのceramic worksはあの独特の絵の世界がそのまま3Dになったようで
やっぱり奈良さんはなにをやっても奈良印がつくんだなあ、と感心しました。
造形物の大きさにも驚きました。
あれだけのものを焼く窯っていったい…!
荒木さんの作品は大きく引き延ばされたレディ・ガガの緊縛写真にまずびっくり。
レディガガさんの、縛られていながらも挑発するような強い目つきに芯の強さを感じました。
芸術作品のためならヌードも厭わないというのもさすが。
特にラストカットの目の強さはカメラを飲み込もうとしているかのようで
「ハブとマングース」の言葉が頭に浮かびました(笑)。お二人には失礼千万ですね。
そのほか、色合いのきれいな空の写真を壁一面にびっしり並べた作品と
一般女性のヌードを同じくびっしり並べた作品が
隣り合わせに展示してあって、圧倒されました。
古希を迎えてこの創作意欲とエネルギーの放出の大きさ。
ただただすごいの一言でした。
さて、これでDMについても段取りがついたので
これからはラストスパートでもうひと踏ん張り、制作に打ち込みます。
ちょうど来月の今日は搬入日。
無事その日を迎えられているといいのですが…(笑)。
2010/05/20(木) サーバー移転について。
サイトリニューアルに伴い、サーバーを移転することになりました。
これまでso-netのアドレスでお気に入り登録してくださっていたみなさま、
そのままでは見られなくなりますので
どうぞドメインネームであるhttp://www.tatenogama.com/でのご登録をお願いいたします。
実はリニューアルにあたって
何人かの方から「見られなくなった」とご連絡をいただきました。
おそらく、お気に入り登録をドメインであるtatenogama.comではなく
直接、日記ページであるwww006.upp.so-net.ne.jp/tatenogama/diary.html
でご登録いただいていたためかと思います。
リニューアルでdiary.htmlは使わなくなりましたので
Not Foundと表示されるようになったのだと思います。
今後、日記についてはdiary201005.htmlのように月ごとにファイル名が変わりますのでご注意ください。
サーバー移転は6/1〜2近辺を予定しております。
お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
2010/05/19(水) 黒陶作品。
黒陶の作品を少しご紹介してみますね。
黒陶面取花入。面取花入の黒陶バージョンです。
黒陶茶碗。
黒陶格子文茶入。黒陶格子文茶入。畳付き。
黒陶瓢形茶入。
黒陶、かなり苦労しましたがマットコートな質感を出すことができて
とても気に入っています。
(写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが)
2010/05/18(火) 山村御流 名古屋華展。
明日から6日間、名古屋の名鉄百貨店さんにて山村御流の華展が催されます。
第43回 大和円照寺 山村御流いけばな展
2010年5月19日(水)〜24日(月)
名鉄百貨店本店[本館]7階催場(入場無料)
[前期]5月19日〜21日(21日は午後6時閉場)
[後期]5月22日〜24日(24日は午後6時閉場)
名鉄百貨店 山村御流いけばな展2010
[前期]に、ぼくの白釉丸壷を使って活けてくださる方がおられます。
名古屋にお住まいの方、よかったらどうぞお出かけください。
2010/05/17(月) DM撮影。
立木義浩先生によるDM撮影がありました。
今年は黒い花器です。黒陶。
11年目にしてはじめて灰釉を離れ
今年は黒陶シリーズを発表いたします。
(食器類で飯碗や湯呑、皿などは今までの白釉のものも出しますが)
黒は2、3年前からやりたいと思っていた仕事で
今年やっと実現させることができました。
写真が上がったら
またあらためてアップしますね。
乞うご期待!
2010/05/16(日) ピアノデュオ。
工房にお客様がありました。
ピアノデュオとして活躍中の瀬尾久仁さんと加藤真一郎さんのお二人です。
瀬尾さんが母のお弟子さんということでのご縁があったのですが
瀬尾さんが実家にレッスンに来始めた頃にはぼくは実家を出ていたので
ほぼ全く接点はありませんでした。
が、メールで連絡をくれて工房を見学したいとのリクエストがあり、
16日なら制作作業が調整つけられるからどうぞ、とご案内して
ご来窯となった次第です。
工房でランチをとりつついろいろ話もできて
短いながらも楽しい一時でした。
日本ではピアノデュオはまだ分野として確立しておらず
大変なこともいろいろあるそうですが
志高くがんばっていってほしいです。
以前オペラシティで、お二人のデュオリサイタルを聴きに行ったことがありますが
本当に息もぴったりで素敵な演奏でした。
海外で先に評価されるようになって、いろいろな賞をとっておられます。
(下記サイト内参照)
瀬尾久仁&加藤真一郎 ピアノデュオ 公式サイト
10月には日本でもデュオリサイタルをする予定だそうです。
また近くなったら日時等紹介しますね。
2010/05/14(金) 新緑燦々。
サイトがよくなったので気を良くして日記更新(笑)。
といっても、特になにがあるわけでもなく
今日も変わらず朝から深夜まで制作しているだけなので
特に書くことはないのですが(苦笑)。
工房から見た向かいの山。緑が眩しい。緑にも無限のバリエーションがある。
てんとう虫発見。さて問題。何の花でしょう?
答えはパクチー(コリアンダー)でした。
2010/05/13(木) 連絡事項。
連絡事項なのですが
5/9(日)の二宮での母の演奏会を聴きに来てくださって
「純くんのお母さんですよね」と母に話しかけられた方。
ぼくからのお知らせで行ってくださった方なのだと思いますが
母がお名前を聞きそびれたか聞き忘れたかでどなたかわかりません。
もしこの日記をご覧になりましたら、ご連絡いただけたらうれしいです。
※サイト閲覧の問題は解決しました。
(Safariブラウザに古いキャッシュが蓄積していたのが問題でした(汗)。お騒がせしました。)
2010/05/12(水) - サイトリニューアル中…。
BiNDというソフトを購入してサイトリニューアル中です。
とりあえず暫定的に(実は練習用に)作ってみました。
過去の個展や日記のデータは全く移しておらず
最低限の今年の個展情報やプロフィール、母のリサイタル情報しか載せていないので
これからおいおいとバージョンアップしていこうと思います。
といってもサイト制作ソフトを購入して使い始めてからまだ5日で
上手な使い方を掴んでいないので
まだまだ試行錯誤しながらという感じでありますが…。
でも今まで初歩的なHTMLをタグ打ちしただけの残念すぎるサイトに比べると
段違いにスマートになったのでちょっと気を良くしています。
このサイト制作ソフトはBiNDという割と新しく開発されたもので
ぼくのような音痴の素人でも手軽にサイトを作ることができる頼もしいソフトです。
パッケージも洗練されていてうまいなーと思いました。
2010/05/09(日) - 諸々。
日記の更新が止まってますね(苦笑)。
制作で忙しくてついつい。
さて箇条書き風にいくつか。
○DM候補の作品がいくつか焼き上がってきました。
再来週に立木先生に撮影の日程をいただいたので
それまでに作品を確定してどんなディスプレイで撮るのか
決めないといけません。
東京と神戸の分の2カット分。
制作で手は絶えず動かしながら、どうしようかなーと思案しております。
○そういえば今日は母の二宮でのサロンコンサートがありました。
先日京都に行ったのでさすがに今回は行かなかったのですが
折しも今日は母の日!なんと間が悪い(苦笑)。
行けばなにかと手伝えることはあるし、顔を出せば喜んでくれるので
行ければそれに越したことはないのですが
ぼくも個展まであとひと月半。どうしても時間が取れずに今回は失礼しました。
まあ25日の上野はちゃんと行くし
その時は上野から実家までの運転手をするので
まあそれで勘弁してもらいましょう。
○WEBのリニューアル?
訪問していただいているみなさまにはご承知の通り
このサイトは時代遅れも甚だしくて
ブラウザによってはまともに表示されないし
OSによってもデザインが崩れたり
そもそもデザインも「これってどうなの…」という感じなので
前々からリニューアルしたいなあ、と思っていたのです。
が、自分にそんな技術はなく、人に頼めるような経済的余裕もないので
ずっとそのままになっていたのでした。
これまでの蓄積がけっこうな量になっていて
それを移し替えるだけでもウンザリしますしね。
でもなんとかしなきゃということで
WEB制作ソフトを入手して、
日常の制作が終わってからの夜なべ仕事でリニューアルに挑戦中なんですが
これが難しい。
こういうのは本当に苦手です。
そのうちβ版として公開してみようかな。半年後とかになると思いますが(苦笑)。
○酔っ払って電話するという悪癖が再発しています(苦笑)。
おいしいお酒をお土産にいただくことが時々ありまして
夜、パソコンに向かいつつちびちび飲んだりするのですが
酔っ払ってくるとなんとなく人と話がしたくなって
夜遅くに電話してみるという傍迷惑なことをこのところしでかしております。
昔は結構やらかしていたものの、ここしばらくはなかったのですが
ひさしぶりに気が向いてやってみるとやっぱりこれが楽しい(笑)。
おまけに話しながらいつの間にか寝てしまうという最悪なことをしてしまうので
さすがにそれは反省しないとなーとは思うのですけれどもね。
○エビオス錠飲み始めました(笑)。
日記で怪我をしたり風邪を引いたり食あたりを起こしたりということを書いていて
いつも心配してメールをくださるYYさんという方がおられます。
そのYYさんの勧めで、エビオス錠というのを飲み始めてみました。
なんでもビール酵母を粉末化して固めた物だそうで
ビタミンやミネラル、アミノ酸など栄養価が高いようです。
YYさんは定年でお仕事も退職された方なのですが
フットワークも軽く、知的好奇心も旺盛で
いつも元気に楽しそうに毎日を過ごされているのです。
もちろん陰ではいろいろなご苦労もあるのでしょうけれども
そんな素振りはまったく見せようとせず、
年下のぼくの方が、いつもポジティブなエネルギーを
分けていただいている気がします。
そのYYさんの言うことだからこれは効くに違いない!というわけで
あんまり普段はそういうことは信じない質なのですが
試してみることにしました。
いつも個展の時にはいろんな方に「また痩せた?」と聞かれるので
今年はそう言われないようにエビオスパワーで変身(?)したいと思います。
○担当YKさんのこと
おととい、松屋さんに寄ったのですが
昨年までずっと担当してもらっていたYKさんが
早期退職で松屋を退社されていたことを聞いてビックリ。
すごくきちんとしている方で、ぼくのことも大事にしてくださって
ぼくも信頼していたので、とても残念です。
もう6、7年前のことになるでしょうか、
花入を買ってくださった一見のお客さんがいて
海外に移住する出発の日が迫っているから急ぎで桐箱が欲しいと言われ
わざわざ箱だけを届けに
YKさんがそのお客さんのお宅まで届けに行ってくれたことがありました。
ぼくはそこまでしなくてもいいのでは?と内心思ったのですが
結果として、そのお客さんは数年後日本に戻って来て以来
毎年ぼくの個展に来てくれるようになりました。
それはひとえにYKさんのあの時の対応のおかげだと、今でも思っています。
やはり、こうして自由業をしている以上、
作家としてきちんと大事にしてくれる、
ハートのある人と仕事がしたいですからね。
そんなわけで、YKさんがいなくなったことはぼくにとってはとても残念ですが
でもYKさんの新たな歩みが実り多いものであることを祈っています。
YKさん、これまでたいへんお世話になりまして、どうもありがとうございました。
…ぼくの個展の時には顔を出してくれるかな。