[立野窯日記]2010年2月

中野純ウェブサイトは、LinkIconhttp://www.junnakano.com/へ移転しました。
このtatenogama.comのアドレスはアーカイブとして当面残してあるものです。

HOME > DIARY > DIARY201002

 

2010/02/26(金) - 君の名は。

 

昨日の日記で紹介した蛙、
ネットで調べてみたところ、
ニホンアカガエルかヤマアカガエルかのどちらかのようです。

「兵庫県立人と自然の博物館」の「日本のカエルの鳴き声図鑑」というサイトに
特徴と鳴き声が紹介されていました。

ニホンアカガエル:http://www.hitohaku.jp/education/frog/zukan/nihonaka.html

ヤマアカガエル :http://www.hitohaku.jp/education/frog/zukan/yamaaka.html


曰く、

「平野から低山の草地、森林、田んぼなどに生息しています。
2月~3月頃のまだ寒さが残る早春に他のカエルよりもいち早く繁殖を行うため、
ニホンアカガエルの卵を見つけると
春が来たことを感じさせてくれるカエルでもあります」

とのこと。

蛙の種類に春の訪れを感じるとは、
ひとつ新しいことを覚えました(笑)。


昨日の写真と見比べてみたところ
背中の縦筋や鳴き声はヤマアカガエルのようでもありますが
後ろ足の縞模様があまり見えないのでニホンアカガエルのようでもあり。
もしかしたら交配種なのかもしれません。


ヤマアカガエルの鳴き声、聞いてみてください。
今は夜中の12時過ぎ。
しとしとと降り続く雨の中、
田んぼの方から遠く近くサラウンドで
今もこんな鳴き声が聞こえています。

 

 

2010/02/25(木) - 田起こしが始まりました。

また久しぶりの更新です。

書きたいこと、思うことはいろいろあって、
きちんと咀嚼してから日記に書こうと思うのですが
毎日制作で忙しくて夜はもうパソコンに向かう余力がなく…。

結局、こんな備忘録的なことしか書けないでいます。




さて、今朝起きてみると、外は靄(もや)で真っ白でした。
東京でも海や空で欠航や遅延で交通が大幅に乱れたようですね。
長柄は朝9時頃には晴れてきましたが。

すっかりあたたかくなった昨日今日。
工房の前の田んぼでは田起こしが始まりました。

20100225-01.jpg

田起こしが始まると、今年も春が本格的に始動したなあ、と思います。


ちょうど昨日から、田んぼから蛙の声が聞こえ始めました。
この時期の蛙の声は、涼やかでちょっときれいな声なんですよね。
最初は水鳥が飛来したのかな、と思いました。
でも声はすれども姿は見えずで
どこで啼いているのか、不思議でした。
そーっと田んぼの近くまで寄ってみると
声の主はこいつなのでした(しかもたくさん)。

20100225-02.jpg

見かけはこんなんでも、声はなかなかきれいなんですよ。
冬眠から目覚めたばかりで、喉が荒れてないからでしょうか(笑)。



ニュースによれば、関東地方でも春一番が吹いたとのことですが
うちのあたりは風は特別強くはありませんでした。
明日吹くのかな。




最後に、制作途中の風景。

20100225-03.jpg

彫り込み途中の花器。
3年前の松灰釉の時に用いていた技法ですが
今年は松灰釉ではありません。
どんなものになるかは、個展でのお楽しみです。
かっこいいものになるはず。乞うご期待。

 


 

2010/02/24(水) - 山仕事は楽しい。

 

先週末、友人に来てもらってたっぷり山仕事をしたもので
山仕事づいています。

昨日今日と、制作の合間に2時間ほど
刈り払い機で草刈りしたりチェーンソーで雑木や竹を切り倒したり。

個展に向けて、また注文品の制作もしないといけないので
なかなか山の手入れができないでいるのですが
やりたいことは文字通り山のようにあります。
なにもなければ、一年間ひたすら山の手入れをして暮らしていたいくらい。

山の手入れに一番適しているのは冬なのですが
去年は岡山展があって全くできずじまい、
今年は注文品や3個展の準備のためにやはり時間が取れず、ほとんどできていません。
今年の冬には少し時間を取って山いじりをしたいなあと思っています。


 


 

2010/02/20(土)~22(月) - 山仕事。

 

久しぶりに友人に集まってもらって山仕事。

今回はいつものレギュラー陣に加え
初参加の現役の学生さん4人(そのうち1人はイリノイからの留学生)に
スペシャルゲストのシェフ(?)の登場で
総勢10人のにぎやかな山仕事&宴会となりました。

今回の山仕事は工房の壁塗りに丸太運び&薪割り。
今年の冬は寒かったので、けっこう薪を消費しました。
再来年の薪をストックするために(来年の分は昨年ストック済み)
あらたに薪を割って積んでいきました。
「アリとキリギリス」のアリの気分です(笑)。


それにしても25、6歳は若い!
26といえばぼくが松屋さんでの初個展をした歳です。
あの時はこんなに若かったのかーとしみじみ(笑)。
若者よ、10年はあっという間だぞ。


というわけで、
参加してくれたみんな、どうもありがとうございました。

 

 

2010/02/07(日) - 氷柱発見。

昨日のいただいたご馳走の器を返しに行ったら
今度は薪木を貰いました。
土手をきれいにした時に出た雑木を薪木用にとっておいてくれたんです。

で、さっそく愛車軽トラであらためて取りに行きました。

20100207-01.jpg薪ストーブざっと1週間分くらい。 今度友人が来る時に手伝ってもらって薪割りする予定。


薪木が置いてあったのは北側の斜面。
なんと、氷柱(ツララ)が普通にぶら下がってました。

20100207-03.jpg

寒いわけだ(笑)。

それにしても先日の氷の景色といいこの氷柱といい、
長柄ってこんなに寒かったっけ。

20100207-02.jpg



は~るよこい♪

 


 

2010/02/06(土) - 差し入れ!

滅多に鳴らない(笑)工房の電話が鳴って
泥だらけの手(←轆轤回し中)で出てみると
ご近所の農家のおじさんから。


「あーもしもしー、中野さん?炊き込みご飯食べる~?」

「食べます!」(と二つ返事)

「じゃあこれから炊くからできたら持ってってやるよー」


やたっ!!!



で、6時半頃におじさんが軽トラでブーンとあがってきて
差し入れてくれました。

見てみたらなんと炊き込みご飯の他にもいろいろ。

20100206-01.jpg


・鶏肉とごぼうの炊き込みご飯
・人参と大根と椎茸とジャガイモの煮物
・フキノトウの天ぷらと、ソーセージとネギの掻き揚げ天ぷら
・ほうれん草のおひたし
・自家製たくあん


うは!
ごぼうも人参も大根も椎茸もジャガイモもネギもほうれん草も自家製と思われます。
そして今年初物のフキノトウの天ぷら! ごちそうだ~!!!

熱いうちに食べねば!ということで、急遽作業を中断して晩ご飯。
旨かった!

食べてからおばさんにごちそうさまでしたの電話をすると

「煮物、肉入ってなくてゴメンねえ野菜ばっかりで」

「いえいえ、この野菜がご馳走なんですよ!」


で、ご飯を食べて元気モリモリ、作業を再開したのでありました。




こちらはますます寿命が近づいたテレビ(笑)。

20100206-02.jpg

最初はバンとひと叩きでちゃんと映ったんですが(←原始的対処法)
この頃はバンバンバンバンと4,5回叩かないともとに戻りません。
おそらくは接触不良と思われます。
接続部分が酸化して通電しにくくなったのではないかと。
もう少し頑張ってくれー。


2010/02/05(金) - 土偶展。

お花の稽古で東京に出るついでに
上野の国立博物館で開催中の「土偶展」に行ってきました。

面白かった!
お勧めです。会期は21日まで。




稽古の花材は雪柳と菜の花の組み合わせと、レンギョウとチューリップの組み合わせ。

春ですね。


2012

12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2011

2010