[立野窯日記]2010年3月

中野純ウェブサイトは、LinkIconhttp://www.junnakano.com/へ移転しました。
このtatenogama.comのアドレスはアーカイブとして当面残してあるものです。

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2010/03/24(水) - お知らせ~中野洋子ピアノリサイタル2010。


今年も母がリサイタルを行います。

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母の演奏会はいつも選曲が面白いのですが
今回はモーツァルトと寺内園生さんという異色の取り合わせ。
母の中では「透明の行方」というキーワードで共通するそうです。
(詳しくはチラシ裏面の母のコメントをご覧ください)

そうそう、裏話ですが、チラシを作成するにあたって
「透明の行方」というタイトルに相応しい写真ないかしら?と母に相談されて
友人の潮くんに頼んで写真を提供してもらいました。
写真、きれいでしょう?

寺内さんの曲は響きが静かで美しくてぼくはとても好きです。
母のタッチにもとてもよく合っていると思います。
また、モーツァルトは久しぶりに聴くのでこれまた楽しみです。
身内の言うことなので話半分ですが……お勧めですよ!


●日時・会場
 4月11日(日) ベルフォーレ・イベントホール(三島)午後3時開演(2時30分開場)
 5月09日(日) サラ・フローラ(二宮)       午後2時開演(1時30分開場)
 5月25日(火) 東京文化会館小ホール(上野)    午後7時開演(6時30分開場)



上記3会場のほか、このチラシには載っていませんが
今年は京都でも演奏する機会があるそうです。

 4月25日(日) 山科ミュージックマエストロ(京都) 午後2時開演


こちらは演奏後にお茶お菓子付きのサロンコンサートだそうです。
場所はJR山科駅から徒歩15分ほどのところにあるサロンです。
詳しくは下記サイトをご覧ください。

山科ミュージックマエストロサイト http://musicmaestro.jp/

ブログはこちら。

http://blog.zaq.ne.jp/maestro/article/95/



上記いずれの会場についても
ご興味のある方、またチケット購入ご希望の方は
どうぞメールフォームよりお気軽にご連絡ください。

メールフォーム


2010/03/22(月) - あと3ヶ月!


松屋さんの個展まで、今日であとちょうど3ヶ月!

たいへんだー。
年明けから怪我や風邪が続き、更に諸々の用事も重なって制作予定が押していて
思うように制作が進んでいません。
作りたいもの、作らなければならないものはまだたくさん残っているのに!
うーむ…

まだ風邪が治りきらずに咳が残っているのが自分でもイヤなのですが
これから3ヶ月、気持ちを入れ直して
集中して思う存分、制作に没頭したいと思います。



その松屋さんでの個展ですが
松屋さんで店内改装がこの3月1日にありまして
会場が変更となり(フロアは同じ7階です)
会期が今までのお知らせよりも一日だけ前にずれることになりました。

────────────────────
第11回 中野 純 作陶展
 ○会場/松屋銀座 7階 シーズンスタジオ
 ○会期/2010年6月22日(火)~28日(月)
────────────────────

この「シーズンスタジオ」というのは「遊びのギャラリー」のお隣で
今までやっていた「美術サロン」から言うと
エレベーター方向に向かって二つ先の通路沿いの場所となります。

松屋フロアガイド http://www.matsuya.com/ginza/floorguide/index.html
こちらの7階のフロアマップをクリックしていただくと、地図が出ます。

(ちなみに、今まで美術サロンのあった場所には、
 新しく特選和食器売場が6階から移ってきました)


また変更などありましたら
その都度お知らせいたします。


2010/03/21(日) - 房総ドライブ。


2週間ほど前(3/10)、両親を連れて房総ドライブに行ってきました。

ひと月ほど前に「河津桜の写真が新聞に載ってて、それがきれいなのよねえ」
と電話がありまして、これは車でどこか連れて行けということか、と察しつつ
日帰りでは河津はちょっと遠いので、房総で手を打ってもらうことにしたのです。
(母もぼくも演奏会や個展を控えていて、泊まりでの旅行はちょっと難しい)

河津桜ではありませんが、この時期の房総は菜の花が満開で
一足先に春を満喫できる素晴らしいエリアなんですよ(と地元宣伝)。

というわけで、もう2週間ほど前のことになりますが
その時の写真を載せていなかったのでちょこっとだけここでご紹介です。

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行きたがる割に年なので疲れやすくて
そんなにいろいろ見て回ったわけではなく
南房総市にある ローズマリー公園というところに行ったくらいなのですが
まあまあ楽しんでくれたようでよかったです。

帰り、魚好きな父のために「道の駅ちくら潮風王国」に寄ったところ
アジのできたて干物やカンパチの若魚1匹まるごとをお買い上げして
「うちに帰ってカンパチさっそく下ろさなきゃ」とご満悦。

一応それぞれの目的(花見/魚の買い出し/親孝行)達成の
一日ドライブとなりました(笑)。




最後におまけ。

20100315-02.jpg

なんだかんだ喧嘩(?)しつつも仲の良い二人。


2010/03/20(土) - 奇跡の生還。


2度ほど書かせていただいた友人の心臓の病気について
「もう取り上げない」と書きましたが
先日お母さんからうれしいお知らせをいただきましたので
お母さんご了解の上で、みなさまにも報告させていただくことにしました。


> 心臓移植リストに載せることなく、人工心臓埋め込み手術することなく
> 本当に奇跡の生還です。お心ありがとうございました。


それまでのメールでは「覚悟はしている」「運命には逆らえない」と
ご自分に言い聞かせるように書き、
最悪の事態も考えておられたご様子だっただけに
今度いただいたメールは
息子さんが助かった深い安堵と喜びにあふれていました。

足のリハビリも始まったようですが
3週間弱ベッドに固定されていたので、ベッドに座ることもままならないようです。
でも若いですからね、どんどん回復してくるだろうと思います。
本当によかった。


今度はお母さんの方が「持てる気」を全部使い果たして虚脱状態とのこと。
それもそうだろうと思います。
どうぞくれぐれもお体おいといくださいね。


あらためまして
ご心配いただいたみなさま、どうもありがとうございました。

そして。

今回の重症化の一因は、昨年末に体調を崩してからも無頓着でいたからとのこと。
みなさまもどうぞ体の調子がおかしいと思った時には
早め早めの検査が肝心ですよ!

2010/03/14(日) - 梅の香。


工房前の農道を奥に進んでいくと、
小さな梅林があります。

いつもなにかとお世話になっている農家のおうちの梅林なのですが
ひっそりと隠れた場所にあるので
いつも梅見は独り占めなのです。

今年も散歩がてら見に行ってみたらちょうど満開。
新しく買ったデジカメにカメラをスイングさせて撮るパノラマ撮影機能がついていて
それで撮影してみましたので、ちょっとお裾分けです。

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蛙の声も日に日に賑やかになり
茶色一色だった地面も草が伸びてきてスミレやタンポポが咲き始めました。
寒さをじっと耐えてやり過ごす冬が過ぎ、自然もまた新たに次の生命を開いていく。
こうして毎年かならず季節が回っていくんだなあとしみじみ思います。

明けない夜はない。

冬の後には必ず春が来る。



人間はきっと、毎年必ず巡ってくる自然の営みに自らの命や生活を添わせながら
思想、哲学、宗教、生産活動を育み、発展させてきたんだろうということが
実感として感じられるようです。

学生の頃に読んだエリアーデの「永遠回帰の神話」をふと思い出しました(笑)。
今なら違う気持ちで読むことができるような気がします。
あれ、どこやっただろう、たぶん実家だろうな。

今度帰った時に探してみよう。

2010/03/10(水) - 感謝と報告。


3/3の日記に書きました友人の病気の件で
何人もの方からメールやお電話をいただきました。

力になれることがあれば言ってほしいと言ってくださった方、
同じ病から回復して今は元気に生活しているというご友人の情報をくださった方、
「働き盛りの若さで、ご本人もご家族もどんなにかお辛いことでしょう」と
心から回復を祈ってくださった方

みなさま、どうもありがとうございました。


このことを友人のお母さんにお知らせしたところ

> メイル有り難うございます。みなさんの励ましメイル心強い限りです。
> 中野さんのお仲間は心優しい方ばかりですね。
> 皆さんの応援メイル:夫と喜び、感謝シェアーしました。(一人息子なので夫は
> 精神的にまいっています)

とのご返信をいただきました。
病気と闘う本人はもちろんですが
このような病気の場合、まわりの家族が心労で倒れてしまうことも心配なので
こういう元気づける情報はとても大切なことだと思います。



そして
幸いなことに、本当に幸いなことに
最悪の状況からは脱したとのご連絡をお母さんからいただきました。
とはいってもまだまだ道は遠く
乗り越えなければならないハードルは非常に高いのだろうと思いますが
人間万事塞翁が馬。
前向きに病気と闘って、これからの人生に向き合っていってほしいと願っています。


3/3の日記はどうしても書きたくて
差し障りのない程度に書いたのですが
こんなに反応をいただけると思っていませんでした。
ぼくの友人のことを心配していただいて
本当にありがとうございます。
実際にメールや電話をくださった方の他にも
おそらく、ひそかに心配してくださった方もあるんだろうと思います。

なので、みなさまへの経過報告までに
今日の日記を書かせていただきました。
個人情報への配慮もありますので
この件について日記で取り上げるのはこれで終わりにしたいと思いますが
これからも、こうして心配してくださるみなさまの祈りが
友人の回復の後押しになってくれればと願っています。



寒暖の差が大きい今日この頃。
これも春の支度というところだと思いますが
みなさまもどうぞ、どうぞくれぐれも体調崩されませんように。



3月10日 中野 純

2010/03/03(水) - なぜこの世には理不尽なことがあふれているんだろう。


友人が重篤な病気に襲われたとの知らせ。

ウイルス感染による心筋炎ですでに緊急手術をし、
今も体中に管、器械が取り付けられ輸血もしているとの知らせに言葉を失いました。
とても厳しい状況だと。

ついこの前、元気そうな帰国報告メールが入っていたのに。

この世は理不尽なことに満ちている。
それは今までも十分わかっているはずだったけれど
それでもやっぱり思ってしまう。
なんでこの世にはこんな理不尽があるんだろう。

彼は同い年の働き盛り。
まさか自分にそんな不幸が降り掛かるとは思ってもいなかったに違いありません。
詳しいことは書けませんが
本人の受けたであろう衝撃、そしてご家族のご心痛いかばかりかと思うと
本当に言葉になりません。

血液型が違うから輸血で力にもなれず
見舞いに行ける状況でもないそうなので
ただただ祈ることしかできません。


この理不尽に打ち勝って
友人が元気を取り戻してくれることを
長柄の空の下で祈っています。

君の回復を待っている人がたくさんいるんだよ。

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